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鎌田 裕; 波多江 仰紀; 福田 武司; 滝塚 知典
Plasma Physics and Controlled Fusion, 41(11), p.1371 - 1378, 1999/11
被引用回数:22 パーセンタイル:57.65(Physics, Fluids & Plasmas)JT-60UのELMy Hモードでは、周辺ペデスタル幅は、ELMのないHモードの約2~3倍広い。高三角形度の場合、ぺデスタル幅は、時間的にゆっくり(エネルギー閉じ込め時間の10倍以上)増大し、プラズマ電流1MAでは約8~10cmに達する。加えて、ペデスタル部の圧力勾配も上昇する。ペデスタル幅は、熱化イオンのポロイダルラーマー半径に比例する。また、高密度時には、ラーマー半径の縮小により、ペデスタル幅も縮小しており、これが閉じ込め劣化の一因である。安全係数(q)が高い(~6)場合、Giant-ELMの消滅が観測され、この時、ペデスタル幅の一層の増大が生じる。
居田 克巳*; 三浦 幸俊; 伊藤 公孝; 伊藤 早苗*; 福山 淳*; JFT-2Mグループ
Plasma Physics and Controlled Fusion, 36(7A), p.A279 - A284, 1994/07
被引用回数:15 パーセンタイル:50.57(Physics, Fluids & Plasmas)Hモード時にプラズマ周辺部で形成される径方向電場の幅について議論している。イオンの軌道損失に基づくHモード理論では、この径方向電場の幅がポロイダルラーマー半径に比例するとされている。しかし実験ではその大きさはポロイダルラーマー半径によらずほぼ一定である。この実験と理論の不一致の原因を明らかにする為に、JFT-2Mの実験データーを使って、ポロイダル方向の運動量の輸送解析を行った。その結果、径方向電場の幅はプラズマ中の垂直方向の粘性の為にポロイダルラーマー半径により大きくなることがわかった。又径方向電場の幅のポロイダルラーマー半径依存性がなくなってしまうこともこの垂直方向の粘性で説明できることが明らかになった。